日本の住宅は、想像よりも18年早く壊されている?



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日本の住宅は、想像よりも18年早く壊されている?

不動産業界・建築業界にいると日本の住宅は30年くらいで壊されている。
という話は普通に受け入れている話だと思います。

昨年の記事ですが、面白い記事を見つけたのでご紹介します。

リノべる株式会社の2020年6月4日付けPRTIMESです。

【6月5日は「環境の日」】想像よりも18年も早く住宅は取り壊されている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000049400.html

20歳~60歳以上の方536名に対して、住まいの平均取壊年数や中古住宅購入に対するイメージ調査

日本の平均取り壊し年数は32年
アンケートによる取り壊しまでの年数イメージは、
41年~50年 23.1%
51年~60年 18.3%
平均50年とすると実際の取り壊し年数32年とのギャップは18年とうことです。

このイメージと実態とのギャップはどこから生まれてくるのでしょうか?

築後32年での解体ということは、
フラット35をはじめとした住宅ローンの返済年数35年より早く壊されている。
ということになります。
返済が終わらないのに壊すことはないだろう。という思いや

日本の住宅は、建てたら建てっぱなしで、壊れた部位を直すくらいのリフォームがほとんどなので、
外壁や壁のクロスなども経年劣化が進んだ状態で手入れをしない為、より古臭く感じてしまう。
という見た目の変化

によるのではないでしょうか。

欧米の古くてもきちんと手入れしリフォームして使い続ける。という文化の違いは大きいです。

中古住宅購入のネガティブイメージ
1、耐震性が心配 61.9%
2、住宅設備や配管の古いのが心配 53.4%
3、耐火性や防音性などの建物のコンディションがわからない 38.3%
といった性能面での心配が上げられています。

この回答からもインスペクションを行う必要性が見えてきます。

中古住宅のポジティブイメージとしては、
1、新築より手ごろな値段 59.9%
2、リフォーム・リノベーションなどで新築同様の内装にできる 29.1%
3、フルリノベーションなどで思いのままできる 25.9%
と手ごろな値段で好きなようにリノベーションできるとの回答です。

安心R住宅は仲介の場合でもリフォーム提案書を着ける仕組みになっています。
まさしく購入者がリノベーションを行うことを前提としています。

今年度は、住まい管理支援機構の安心R住宅として購入やリフォームを行うお客様に
リフォーム工事の3分の1最大100万円の補助が受けられるスキームを計画しています。

5月に国土交通省に申請をし認可が下りれば6月くらいからご案内できる予定です。

今年こそリフォーム工事受注に力を入れたい、買取再販にチャレンジしたい方、
100万円の補助金をうまく活用してビジネス拡大につなげて下さい。

詳細をお知りになりたい方は、住まい管理支援機構までホームページのお問い合わせから
お問い合わせください。

5月18日の研修会では、上記のプロジェクトについてご案内をさせていただきます。
そして、先週号のご案内の通り、老人ホーム等介護施設へアプローチしていきます。

こちらについても研修会で詳しくご案内をいたしますのでご参加下さい。

詳細は追ってご案内させていただきます。

一般社団法人住まい管理支援機構 事務局 松下
20210420