ウッドショックをどうとらえるか



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ウッドショックをどうとらえるか

最近ニュースでも取り上げられるようになりました「ウッドショック」
個人住宅を扱っている会員さんにはすでに影響が出ている問題です。
士業の方等、あまり関係ないように思っているかと思いますが、

木材が入らない?工期が読めない?住宅が建たない

という悪循環が発生します。そうなれば土地も動きません、建物登記も発生しません。
住宅業界全体の問題ととらえて考えてください。

木材が消えた?身近に迫る “ウッドショック
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210601/k10013060931000.html

世界的に進む「ウッドショック」木材不足で高騰…家づくりにも大きな影響が! 
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfd6cf384beb2d3fe349cd7b854b44a53466bf39?page=1

直近の林野庁の資料を参考に考えてみたいと思います。

木材輸入の状況について 林野庁
https://www.rinya.maff.go.jp/j/boutai/yunyuu/attach/pdf/boueki-33.pdf

木材不足が起こっている主な要因は、
①木材需要が世界的に旺盛である
②カナダ産材の供給量の減少
③深刻なコンテナ不足

ということだそうで、すぐに解消する問題ではありません。
木材価格の高騰から先のニュース記事のように値上げせざる状況や
工期が組めず、注文住宅の着工遅れ、分譲住宅の供給ストップが目に見えてきました。

国土交通省からは、以下のようなというアナウンスも流れました。

1、建築主への情報提供について
木材の価格高騰や調達が困難であること等により、すでに着工している物件で工期に影響が生じる可能性がある場合などは
事業者と建築主との間で混乱を来さないよう、できるだけ早めに建築主に状況説明することが重要です。

2、事業者の資金繰りに対する支援制度について
木造住宅供給事業者等(以下「工務店」といいます)で、資金繰りにお困りの方は、日本政策金融公庫等にご相談ください。

では、お客様はどう動くのか、自社はどう対処していくのか。
今から、大手のようにマンションを建築することも難しいと思います。

住宅需要はあるわけですから、中古住宅のリノベーションつまり買取再販とリフォーム事業に活路を見出すことではないでしょうか?
今年度は、国土交通省に「安心R住宅」普及のための補助金の申請を提出しました。
新たな集客チャンネル・物件確保のチャンネルとして老人ホーム等の介護施設へのアプローチを計画しています。