すまいの保険(火災保険)について


先週・先々週とすまいの保険(火災保険)のトラブルについてご紹介してきました。
今回は、改めてすまいの保険(火災保険)について復讐をしておきたいと思います。

自然災害(風災・水災・雪災等)を保証する損害保険
https://www.sonpo.or.jp/insurance/shizen/index.html

すまいの保険
すまいの保険(火災保険)では、火災だけでなく、風災・水災・雪災・落雷などの風水災等による損害を補償する商品があります。
台風や暴風などの風災による損害や、大雪などの雪災による損害について、一定額以上に達するものであれば補償の対象としています。

この制度を悪用したのがリフォームにより保険金詐欺でした。

保険の契約内容・約款について十分に知ったうえで契約をすることが大切ですが、
保険金をAのケースでは支払えるがBのケースでは支払えない。
消費者からみると同じように支払い可能に思えるけれど何が違うの。といったケースは多々あります。

日本損害保険協会では、「お客様の声」を「お客様から不満足の表明があったもの」としてとらえ
「お客様の声」への対応を一層充実し、また透明性を向上させるために、会員会社毎の「お客様の声」の件数とその内訳を公表しています。

まとめてみました
https://drive.google.com/file/d/1eUCGnuYb88leG_4IHh4WsZTjSaXiSpRy/view?usp=sharing

お客様の声を受けた取り組み
https://www.sonpo.or.jp/member/comment/index.html
について合わせてお読みください

すまいの保険について(問50~問69)
https://soudanguide.sonpo.or.jp/home/pdf/book_soudan_home.pdf

全部目を通していただきたいところですが、リフォームによる保険金詐欺に関係して、特に目を通していただきたいポイントが以下の4点です。
問51どの種類の火災保険でも、補償される範囲は同じですか。
問55火災保険の保険金額はどのように設定すればよいのですか。
問59火災保険における告知事項や通知事項は、どのようなものがありますか。
問60火災保険が無効や失効となるのは、どのような場合ですか。

このように正しい知識をつけておくことと共に、大事なのが建物の状態をしっかり把握しておくことです。
面倒ですが、大雨が降った時には樋から水があふれていないか、台風が通過した後には、屋根の瓦がづれていないか。
ご自分の目の届く範囲だけでもよいのでチェックしてください。
その上で気になる点があれば、近くの工務店・設計事務所にご相談ください。
建物の調査をしてくれる「既存住宅状況調査技術者講習」を受けた建築士がいます。

既存住宅状況調査技術者講習制度について
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/kisonjutakuinspection.html