あなたの家の瓦大丈夫ですか!?



2022年1月から新築の建物に対して全ての瓦の固定が義務化されます。

専門家が2019年の「令和元年房総半島台風」による瓦屋根の被害状況を分析したところ
くぎなどで下地に固定されていない瓦が風で飛んでいく被害が多く発生していたことが判明

改正前は一部の瓦のみ固定されていましたが、
業界団体により「2001年ガイドライン」(法的拘束力なし)が作られ全ての瓦の固定を推奨しました。
房総半島台風でも全ての瓦を固定した屋根には瓦落下の被害がほとんど見られなかったことから、2022年1月から新築の建物に対し全ての瓦の固定が義務化されます。

令和4年1月1日から屋根瓦の緊結方法が強化されます。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/001387862.pdf

今回のように法改正が行われると、
「屋根瓦の固定化が義務付けされました。今なら補助金が使えるのでリフォームを行いませんか?」
といった営業が活発化します。

すでに神奈川県川崎市には多くの問い合わせが入っているようで市のホームページに
※最近、外壁塗装や屋根の補修等への補助金に関する問合せが多くありますが、川崎市では、いわゆるリフォームを目的として実施している
外壁塗装工事や屋根の補修工事等に対する助成制度(補助金等)はございません。
と注意喚起されています。

川崎市住まい助成制度等ご案内
https://www.city.kawasaki.jp/500/page/0000120881.html

政府インターネットテレビでも
聞いてナッ得!~あなたの家の瓦は大丈夫?瓦屋根の強風対策
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg23145.html

で義務化を紹介していく中で、
2021年より専門家による瓦屋根の診断や改修工事等への補助制度
?今後各自治体により推進される予定

とアナウンスしていますし

国土交通省が作成したパンフレットでも
一般向け
あなたの家の瓦、緊結されていますか?
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/001386795.pdf

でも補助制度が拡充される予定と記載されています。

誰でも気軽に簡単に補助を受けることができる印象ですが、
資料を見ていくと
「住宅・建築物安全ストック形成事業」としての補助は、
対象区域:DID地区等(基準風速32m/s以上の区域)又は「地域防災計画等で地方公共団体が指定する区域」と対象区域が限られています。

基準風速32m/s以上の区域は


一般的には、長期優良住宅化リフォーム推進事業が活用できるようですが、
「瓦屋根の改修に活用可能」ただし対象事業に該当する場合と注意書きがついています。

長期優良住宅化リフォーム推進事業
https://drive.google.com/file/d/1HonlbLWHE_4d3ctG39roPTgXjCTCW56Q/view?usp=sharing

突然訪問してきて「補助金で瓦屋根直せます」といわれても安易に飛びついてはいけません。
まずは信頼のおける設計士に住まいの健康診断(インスペクション)を行ってもらうところから始めてください。

詳しい資料はこちらから確認できます

令和元年房総半島台風を踏まえた建築物の強風対策
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000146.html

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